銀杏並木も色付き始めた神宮外苑の秩父宮ラグビー場で明治大学対帝京大学の一戦が行われました。
両校ともにここまで全勝で、帝京は早稲田に、明治は慶應に快勝し、対抗戦グループの優勝の行方を大きく左右する試合です。
帝京の方は、前節の早稲田戦でスクラムで圧倒してペースを掴みましたが、明治戦にも試合開始早々から、プレッシャーをかけてきました。
そのために明治もスクラムでペナルティを取られ、帝京FWが勢いつき、ボールキャリーが得意な選手にボールを回し、どんどん前に出てくる展開となりました。こうした流れの中で帝京が2トライを取って前半終了。
しかし後半は初めからプロップの選手を入れ替えて、スクラムも対応し、後半開始早々に1トライを返し、しばらく流れは明治に来ていました。
ただ、帝京のディフェンスも良く、追加点を取れず、最後は帝京ボールのラインアウトをスティールして、明治がアタックを仕掛けましたが、明治のフォワードパス(スローフォワード)でノーサイドを迎えました。
試合全般を通じて、密集への集散が帝京の方が少し早く、明治のアタックの際に孤立しかけてノットリリースを取られていました。
ただ、スクラムに関して言えば力負けしていたわけでは無く組み方の問題なので、後半にある程度修正出来ましたし、早稲田戦、大学選手権に向けて改善は可能です。
帝京戦の敗戦を糧として活かせて行けば、結果はついてくると思います。
越智 浩治
〇明治46ー17慶應●
昨年は12対13と1点差で惜敗した慶応義塾大学との試合が11月3日に駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われました。
第一試合が早稲田大学対帝京大学、第二試合が明治大学対慶応義塾大学と有力校同士の対戦ということもあってチケットは前売りで完売、第二試合は9,404人の入場者でした。
試合は昨年のこともあり、僅差の接戦を予想していたのですが、試合開始早々のトライを始めとして、前半を24対5で終え、後半も22点を取り、難敵の慶応義塾大学に46対17で勝利し、開幕から5連勝を飾りました。
試合全体を通じて、スクラム、ラインアウトのセットプレーが安定し、今試合でスタメンに復帰した雲山選手のロングキックと相手のスペースを見つけてアタックするスタンドオフの伊藤選手も試合ごとに成長しており、試合を有利に進めることができました。
次戦は第一試合で早稲田大学をスクラムで圧倒し29対22で下した帝京大学との対戦です。
お互いにフォワードに強みを持つチームの対戦だけに、どちらがフォワード戦を制するかが、勝敗のポイントをにぎることとなりそうです。
越智浩治
くにたち郷土館主催の“ガイドツアー 行ってみよう!円形公園”の募集があったので、陽光うららかな秋のひとときを楽しんできました。
普段は立ち入り禁止でもあり、鬱蒼としており「中は…、池は…」と興味を持ち続けていました。
① 円形公園全景
南口ロータリーの真中に直径29mの広場、その中心に直径10m深さ1.8mの池がある。大正15年駅が完成、箱根土地が開発のシンボルとして新宿園からゴイサギ・コウノトリ・シギ・カモ・がんの類いの水鳥を持ち込み、水禽舎を建設した。戦後は防火用水になり名称も水禽舎から円形公園に代わった。
② 国旗掲揚塔
公園南側大学通りに近いところにある紀元2600年1940年昭和15年に建立したもの。石碑には「國威宣揚」とあり一橋大東校舎の南側に住む陸軍大将宇垣一成の書。
今は平和のシンボルともいえる。
③ 逆さ富士では逆さ旧駅舎
これぞ、池のある円形公園からしか撮れない映像である。
大学通り・富士見通り・旭通りの中心点・要めは時計台。
④ 旧駅舎正面
2026年駅舎両脇、東西の広場と共にこの円形公園についてアンケート等も図りながら生まれ変わりが予定されているそうだ。楽しみと同時に期待したい
沼尻 哲