
六大学野球、第一戦ならびに第三戦の観戦報告をさせていただきます。
第六週で優勝候補の慶応義塾大学から勝ち点を獲得した明治大学は第七週に優勝をかけて立教大学と対戦しました。
第六週までの結果で明治が立教から勝ち点を獲得すれば勝ち点5の完全優勝。
もし、立教大が勝ち点を取れば、勝ち点は4で並びますが勝率で明治を上回るので、明治が優勝するためには勝ち点5の完全優勝しかありません。
迎えた第一戦は天気予報が大きく外れて、試合開始からしばらくして降雨のため、1時間近くの中断。
明治の先発の蒔田投手が7回6安打を打たれながらも無失点で二番手の高山投手に継投したのですが、8回に3失点。半ばあきらめかけていましたが9回に同点に追い付き、そのまま12回に3対3で引き分け。
試合時間は中断時間を含めて4時間を超えました。
(見ていてぐったり疲れましたが、負けに等しい試合を引き分けに持ち込めたのは大きかったです)
第二戦は明治が3対2で勝利。
そして、明治の優勝がかかった第三戦が行われました。
月曜日の開催ではありましたが、思い切って午後半休を取り、神宮球場に駆け付けました。
試合の方は、前半は立教が押し気味でしたが、明治の先発の蒔田投手が尻上がりに調子を上げ、立教打線を10回無得点に抑え、11回の立教の攻撃を後続の千葉投手が0点に抑え、11回の裏の攻撃を迎えました。
最後は蓑尾選手の犠牲フライでサヨナラ勝ちで6季ぶり41回目のリーグ優勝を完全優勝で飾りました。
春季リーグは勝ち点5の内、3つが1敗を含むものでしたが、それだけチーム一丸となってあきらめずに粘り強く戦った結果が、優勝につながったものと思われます。
次はトーナメントの大学選手権です。
一発勝負で負けたらおしまいです。
2週間しっかり休んで英気を養って臨んでほしいと思います。
越智浩治

5月22日(日)に甲府市のJITリサイクルインクスタジアムで第44回UTY招待ラグビーが開催され、明治大学は慶応義塾大学と対戦しました。
対抗戦では毎年接戦となることが多い両校ですが、今回も同じような展開となりました。
先制は前半12分に慶應でしたが、前半18分に明治もトライを返し、同点としました。その後両校とも得点を重ね、12対12で前半を終了。
後半は22分に明治がトライを取り(ゴールも成功)、19対12、後半27分にペナルティゴールで22対12とリードを広げたのですが、その後に1トライを返され、試合終了間際にも慶應に攻め込まれましたが、粘り強く守り抜き最後は慶應の反則を誘い、ノーサイドを迎えました。
試合を通じて慶應の鋭いディフェンスでノットリリースの反則が多く、パスも上手く通せなかったために、アタックのリズムに乗れなかったのが接戦となった要因の一つと思われました。
次戦は昨季の大学チャンピオンの帝京大学です。
スクラム、ラインアウトのセットプレーは安定していましたので、今日の試合で出た課題を踏まえて準備をして試合に臨めば、良い結果がついてくるのではないかと思います。
越智浩治

5月14日土曜日に早稲田大学の上井草グラウンドで新人の早明戦が行われました。
(余談ですが、上井草にはサンライズの本社があったということで駅前には機動戦士ガンダムの像がありました)
まずは、新型コロナで無観客開催が多い中、
有観客で開催していただいた早稲田大学ラグビー蹴球部の関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。
入場者数を200名に制限した事前申し込みによる開催でしたが、
幸い200名に滑り込むことができ、観戦できました。
試合は早稲田が終始明治を圧倒し、53対35で早稲田が勝利。
早稲田はこぼれ球やブレイクダウンへの働きかけで明治を上回り、素早くワイドに展開。
早稲田らしい攻撃で、得点を重ねて行きました。
一方、明治はアタックで抜け出しても早稲田のディフェンスに捕まったあとに二人目の寄りが早稲田に劣り、
ノットリリースなどの反則を取られ最後までリズムに乗れませんでした。
試合後は神鳥監督を中心に円陣が組まれていましたが、
新人の皆さんにはこの試合があったから成長できたと思えるように、
この試合を糧としていただけたらと思います。
越智 浩治