大学選手権に入って昨季チャンピオンの天理大学を下して、
準々決勝は12月に二度目の早稲田との対戦となりました。
対抗戦ではスクラムで圧倒し、ボール支配率70%も
上回っていましたが、試合の方は10対17と悔しい敗戦でした。
試合は開始早々に明治が素早い展開でトライを取り、
明治にとっては理想的なスタートを切ることができました。
しかし、その後は試合巧者の早稲田は、
明治のミスに付け込み2トライを取り前半は8対15で終了。
後半は10分、30分に大賀選手がトライを決め逆転に成功。
早稲田に攻め込まれる時間帯もありましたが、
チーム全体でのディフェンスでラストパスを通させず、
ノックオンを誘い、早稲田のキックミスなどもあって、
最終的には20対15で対抗戦の雪辱を果たすとともに、
準決勝進出を決めました。
これで5年連続の年越しです。
勝因は、対抗戦での敗戦で明らかとなった課題の克服です。
具体的には素早い展開と攻撃の工夫、
そして明治の強みへのこだわりです。
特に後半の2つ目のトライは何度も組み直したスクラムからのものです。
早稲田との接戦を制し、チームとしては
また経験値を上げることができ、
チーム力のアップにもつながったと思います。
準決勝の相手は3年前に優勝した時の準々決勝で辛勝した東海大です。
今回も接戦になる可能性が高いかも知れませんが、
チャレンジャーとしての気持ちを持って臨めば、
結果はついてくるでしょう。
越智浩治