2015年9月5日(土)
第51回 明治大学 全国校友滋賀大会に行って来ました
第51回明治大学全国校友滋賀大会に行って来ました。
今年もいろいろな方と出逢いました。
彦根城を下りてくるとあきる野の石川幹事長・尾暮コンビに、まず出逢いました。
東京から車で約5時間とやら、若いですね。
湖上クルーズでは昨年新潟大会・2次会で合流・一緒だった日経記者の服部さんとたまたま同席、偶然とはいえビックリしました。
まだ大阪単身生活だそうです。三井寺で名物の三井寺力餅と冷やしあめで一服していましたら、流山の先輩にお会いしました。
昭和36年、明治からふたり日本電気に就職した方でした。名刺もだいぶいただきました。
9月5・6日の二日間でしたので、私はフル稼働にスイッチを入れ中央線は始発電車、お蔭で、9時には日本国宝4大天守のひとつ(姫路・松本・犬山)彦根城天守閣に。
厳しい登りと急な階段の攻めにあいましたが、いくつもの変化に富んだ破風を巧みに組合せ、美しい曲線の調和をみせる天守。
牛蒡積と呼ばれる石垣の上に三重三階の天守がそびえる気品と威容を誇る見事なたたずまいでした。
ひこにゃんにも会えました。隣の彦根城博物館では“井伊直弼公生誕200年祭”と称してゆかりの武具や工芸品、茶道具など井伊家の名宝を堪能してきました。特に能舞台は必見。
彦根だけでなく県庁所在地の大津市でも感じましたが街並みが整然としていて特に信号は
“歩・車分離方式”また、歩道は道路との境は高さあるブロックで仕切られてはいますが歩道面が低く歩くのには大変優しく道路越えでもアップダウンを殆ど感じませんでした。
そしてなんと我ら世代には懐かしい“チェリオの自販機”がありました。
なんと500mlで100円、昔のままで初恋の彼女に出逢った気分でした。
お昼は彦根出身の友人のアドバイスで駅前の創業88年の“八千代”で、日本3大和牛(神戸・松坂)のひとつ近江牛・肉うどんを食べたのですが井伊家の赤をモチーフにした赤こんにゃく入りと牛すじを煮込んだひこね丼も食べたかったですね。
会議のあとは今大会最高の目玉、前夜祭の琵琶湖クルーズ 船上での食事・デキシージャズの生演奏・なんと湖上の花火打ち上げそして3階オープンデッキでの“琵琶湖周航の歌”“白雲なびく”は楽しいひと時でした。
翌日は、近江八景“三井の晩鐘”で有名な天台宗の総本山、三井寺…参道へ向かう桜並木の琵琶湖疏水べりが雨ではありましたがかえって風情がありました。
続いて天智天皇、水時計あるいはカルタの競技会でゆかりの地、近江神宮(大津宮の跡)
さらに“京阪1dayきっぷ”を使い紅葉の参道で名をはせた花の寺“石山寺”へ。
“瀬田の唐橋”をながめつつの雨の中、行った甲斐はありました。紫式部が源氏物語を執筆したところだそうです。
講演は3つありました。食べ飲みばかりでは…簡単にまとめてみますと
① 向殿正男校友会長 校友会は大学へ何の支援ができるか…募金・交流会・活動そのもの
特に明大卒の教授陣が3割を割り込み危機的、奨学金等で財政支援を。
明治は年を重ねれば重ねるほど好きになる母校愛に富んだ不思議な大学・多様性・後輩をかわいがり、支援する人間的信頼と絆、誇り高き母港(母校)のある幸せと云った特色を活かし、OBの組織をクラスター化し見えるものにしよう。
② 福宮賢一学長 “世界へ MEIJI 8000”
毎年8000人の卒業生に対し、未来開拓力を実現し、優れたグローバル人材を育てるという10年越しのプロジェクト、2023年には2人に1人は海外留学、全学生に国際化経験を実施させるという素晴らしい明日の構想についてのお話がありました。
③ 特別講演は明大OB、長浜城歴史博物館 館長 太田浩司氏の
“日本の歴史を変革した信長・秀吉”近江・戦国時代の特質について
近江を制する者は天下を制する…天下人たちの交差点であった近江の政治的・地理的重要性。更に長浜出身の石田三成が石高制をはじめとした経済システムの導入。これを信長・秀吉・家康と継承していったこと。近世を形成する武将の多く(浅野長政・浅井長政・加藤清正・福島正則・竹中半兵衛・山内一豊等)が近江出身、ゆかりの人物であった。つまり、
戦国時代は日本史上の大変革のひとつ、その社会構造の変革は近江から始まったというくだり。
圧巻のフィナーレは全国54支部・海外2支部の全支部参加の総勢1200名を超える明大校歌。(1200人を超えるイベントは年1~2回とか)コンパニオンも加わり大感激。
以降の全国大会予定は
2016年11月12・13日 鳥取 2017年11月18日 沖縄
2018年 石川 2019年 千葉 2020年 香川 ここまで決まっています。
もうひとつは、大変残念なお話ですが、明治のマドンナ「銀座ふたご屋」が増井ママの病気発症によりお店はクローズになってしまいました。(妹さんが六本木で営業とか)
また、滋賀・高島市出身の故森井岩夫さんから“ぜひご一緒したい”と云われていたのですが願い叶わず残念でなりません。
文:沼尻 哲