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沼尻 哲 さんより国立旧駅舎を題材にした本の紹介です。 

国立旧駅舎をモチーフにした本が2冊出版されています。
 
1 赤い三角屋根誕生 くにたち郷土館発行
 
2 国立三角駅舎物語 国立市観光まちづくり協会
 
2月末から続くコロナ禍のなかで家内とも面会できず、断捨離・ちょっと手をかけた料理を試作したり・読書三昧の毎日ですが、2冊の旧駅舎をモチーフにしたものが出版されています。
既にご覧の方もいらっしゃると思いますが、紹介するポイント3つを挙げてみました。
 
① 国立駅開業は大正15年4月1日
三角駅舎は正面から見ると左右非対称である。
この形が町のシルエットとそっくりなのである。
三角駅舎を頂点に地図上で富士見通り・学園通り・旭通りと繋いでいくと非
対称の三角駅舎とオーバーラップしてくる。
大学通りの桜は皇太子殿下(今の上皇)の誕生を記念して昭和9年から10
年にかけて国立町会が植樹したもの。
花の名所は数々あるが おらが桜が日本一 関栄一
 
② 大学通りが滑走路
昭和2年箱根土地が国立・立川~軽井沢間の夏季定期連絡飛行を始める。
立川飛行場の開設は大正11年である。
 
③ 一番の注目記事 明治 小平進出の夢
大正12年、関東大震災で神田駿河台校舎が被災した明治大学は大正
13年8月18日箱根土地と小平移転に関する本契約を締結した。
ところが、学内では移転問題に賛否両論、様々な動きが起こり、ついに、
大正14年9月30日に大学移転計画を撤回するに及んだ。
解約申出は翌年7月7日。
結果石神井にあった東京商大予科が浮上昭和2年4月13日契約締結。
これにより土地分譲地案内広告も「国分寺大学都市」から「小平学園」に
代わっている。興味深い一文である。
 
付録 
2023年末に中央快速(東京~大月)及び青梅線(立川~青梅)の4・5両目
に2階建グリーン車を2両増結し12両編成を58本準備する。
併せトイレも4・6両目に付く。複々線化・東立川の駅設置よりも実現は早い。

沼尻 哲




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